東京の花の名所・見ごろガイド
新宿御苑 菊花壇展と紅葉
TEL:03-3350-0151
東京都新宿区
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皇室ゆかりの新宿御苑の菊花壇展。伝統の技法と新しい手法により丹精込めて作り上げた特色あふれる菊の数々

伝統の技法と新しい手法により丹精込めて作り上げた「新宿御苑の菊花壇」。菊が皇室の紋章と定められたのは、明治元年(1868)のこと。明治11年、皇室を中心として菊を観賞する「菊花拝観」を赤坂御所で開催。明治13年からは「観菊会」と名称が変わり、明治37年より新宿御苑でも菊の栽培が始まり、昭和4年からは「観菊会」も新宿御苑でおこなわれるようになった。

以降、現在に至るまで皇室ゆかりの観菊会として人気の行事だ。時期は毎年11月1日から15日まで。特別開園期間として毎日休まず開園している。新宿御苑の菊花壇は回遊式の日本庭園内に上家といわれる建物を設け、特色あふれる花々を独自の様式を基調に飾り付けたいるのが特徴。順路に沿って進むと美しく鑑賞できるようにデザインされている。

10月中旬から12月中旬にかけて見事な紅葉時期を迎える。人気のイチョウやカエデを始め、「フランス式整形庭園」のプラタナス並木や「イギリス風景式庭園」のサクラ、ケヤキ、「日本庭園」のハクモクレンなどの樹木が赤や黄色に色づく光景は圧巻だ。

「新宿御苑」全体のご紹介はこちらの記事をご覧下さい。

DATA
カテゴリ おでかけガイド > 花の名所・見ごろ
スポット名 新宿御苑 菊花壇展と紅葉
ふりがな しんじゅくぎょえん きくかだんてんとこうよう Shinjuku Gyoen
住所 〒160-0014 東京都新宿区内藤町11番地
TEL 03-3350-0151 (新宿御苑サービスセンター)
アクセス

●電車の方

「新宿門」へ

JR・京王・小田急線  新宿駅南口  徒歩10分

東京メトロ副都心線  新宿三丁目駅  徒歩5分

西武新宿線  西武新宿駅  徒歩15分

東京メトロ丸の内線  新宿御苑前駅  徒歩5分

都営地下鉄新宿線  新宿三丁目駅  徒歩5分

 

「千駄ヶ谷門」へ

JR総武線  千駄ヶ谷駅   徒歩5分

都営地下鉄大江戸線   国立競技場駅  徒歩5分

 

「大木戸門」へ 

東京メトロ丸の内線  新宿御苑前駅   徒歩5分

 

●駐車場(駐車場は大木戸門横にあります)

8:00~20:00(入庫は19:00まで。また20:00以降は翌日8:00まで出庫できません。) 駐車場は開園日のみの営業となります(休園日の入出庫は出来ません)

普通車200台 3時間まで500円 以後30分毎100円

 

公式ホームページ http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
営業案内

●新宿御苑 「菊花壇展」

2014年11月1日~11月15日

※上記期間中は毎日休まず開園します。

 

●通常の営業時間

園内 9:00~16:00(16:30閉園)

温室 9:30~15:30(16:00閉館)

食堂 9:00~16:00

茶室 10:00~16:00(都合によりお休みすることがあります)

インフォメーションセンター(アートギャラリー)9:00~16:30

散策路 9:00~16:30

 

●休園日

毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)

 

料金

●入園料 一般200円 小・中学生50円 幼児無料

※酒類は持込禁止、遊具類は使用禁止

備考

新宿門、大木戸門、千駄ヶ谷門にはコインロッカーがあります(有料・300、500円)

各入園門および管理事務所にて車椅子の貸し出しを行っています(当日受付・無料)

 

「新宿御苑」全体のご紹介はこちらの記事をご覧下さい。

 

 

 

 

「毎年11月に開催される菊花壇展」
毎年11月1日から15日まで日本庭園にて開催される「菊花壇展」は秋の人気行事です。期間中は特別開園期間として毎日休まず開園しています。写真は新宿門。
「菊花壇展 大作り花壇」
皇室の菊作りの伝統を受け継いだ「菊花壇展」。新宿御苑の菊花壇は、回遊式の日本庭園内に上家(うわや)といわれる建物を7つ設け、特色あふれる花々を独自の様式を基調に飾り付けた花壇です。
「江戸菊花壇(えどぎくかだん)」
木の素材をいかした障子屋根の上家に、1株27輪仕立ての中菊29株を3列の互の目に奥行きをつけて植え込み、篠立て作りにした花壇です。新宿御苑の菊花壇の中でももっとも古い歴史のある植え込み様式です。
「大菊花壇(おおぎくかだん)」
木の素材を生かした障子屋根のよしず張りの上家に、大菊の厚物と厚走りの39品種311株を1本仕立てにして、黄・白・紅の順序に、45度の角度で1列1種として植え込んだ花壇です。1本1本の花の美しさはもちろんのこと、各列に並んだ花の整形美や色彩の変化、これに調和する建物の総合美を鑑賞します。  
「懸崖作り花壇(けんがいづくりかだん)」
竹と木の素材を生かしたよしず張りの上家に、30鉢の大中小の山菊懸崖作りを、野趣にとんだ古木の花台の上に配色よく並べた花壇です。山野に自生する野菊が、岩の間から垂れ下がって咲いている姿にヒントを得て作り始めたもので、野趣を生かした独特の味わいがあります。

「プラタナス並木が美しいフランス式整形庭園」
約200mに渡って続く154本のプラタナスの並木の紅葉が見事です。ヨーロッパの並木道を思わせるロマンチックな雰囲気が人気です。フランス式庭園には110種約500株のバラ花壇もあります。

「紅葉が見事な日本庭園」
日本庭園はゆるやかな池の流れに沿った池泉回遊式の庭園です。昭和2年に昭和天皇ご成婚を記念して献上された歴史建造物「旧御凉亭」と紅く色づいた木々のコントラストがきれいです。
写真右:「新宿御苑の紅葉」

11月下旬~12月上旬にかけて、「イギリス風景式庭園」や「新宿門付近」のイチョウの黄葉が見ごろを迎えます。落ち葉のじゅうたんがまるで海のように一面に広がる様子はまるで映画のワンシーンのようです。

また新宿門から大木戸門を結ぶ約500mの散策路は「黄金色の散歩道」と呼ばれています。エノキやケヤキなどの大木が点在する緑陰の散歩道では、ウメやカエデなど四季折々の自然が楽しめます。

 

「新宿御苑」全体のご紹介はこちらの記事をご覧下さい。

 


「イギリス風景式庭園のイチョウ」