東京の神社・寺参拝ガイド
喜多院(川越市)
TEL:049-222-0859
埼玉県川越市
おでかけガイド > 神社・寺 参拝 > 喜多院(川越大師)
泉岳寺 赤穂義士祭

建物の殆どが重要文化財 日本三大羅漢の一つである五百羅漢が人気 毎年1月3日には「初大師だるま市」を開催

喜多院(きたいん)は、埼玉県川越市にある天台宗の寺院。良源(慈恵大師、元三大師とも)を祀り川越大師の別名で知られ、建物はほとんどが重要文化財の指定。貴重な美術工芸品が多く、境内にある五百羅漢の石像も日本三大羅漢の一つで、こちらを目当てに訪れる人もいるほど。
お正月には例年約40万人が初詣に訪れるという関東でも有数の初詣スポットであり、境内には川越大師名物「厄除けだんご」や、B級グルメの太麺やきそば、お好み焼き等の露店が出店、周辺にもお店が多数あるのでご参拝がてら楽しめる。1月3日の初大師(だるま市)、節分、長月護摩講、七五三、菊祭りなど様々な行事が行われる。春には境内の桜を目当てに、お花見客も数多く訪れ、春爛漫の境内は大変な賑わいをみせる。川越市内では「春まつり」として各種行事を行うので、市内散策も楽しめる。
また、 例年11月中旬~12月上旬には美しい紅葉も見られ、四季折々の行楽客で賑わう。広大な境内は池や掘を廻らせた景勝地となっている。

DATA
カテゴリ おでかけガイド > 神社・寺 参拝
スポット名 喜多院(川越市)
ふりがな きたいん
住所 〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1-20-1
TEL 049-222-0859
  慈恵大師(良源)
ご利益 家内安全、商売繁昌、厄除け、身上安全、心願成就
例年のお正月参拝者数 約41万人
アクセス

●電車の場合
東武東上線・JR線 川越駅下車 徒歩約20分
東武東上線 川越市駅下車 徒歩約18分
西武新宿線 本川越駅下車 徒歩約15分


●車の場合
関越自動車道 川越ICより約20分
圏央道 川島ICより約19分

公式ホームページ http://www.kawagoe.com/kitain/ 
年末年始案内

●本堂参拝時間(開扉時間)

除夜      0:00~2:00
1月1日~3日 7:00~16:30
1月4日~7日 8:00~16:00
1月8日以降  9:00~16:00


●明星駐車場

営業時間 9:00~16:00

※上記時間は、開場・閉場する時間です。入車は、閉場時間の30分前までです。
※本堂参拝は、毎日午後4時閉門となります。
※1/3は交通規制の為、明星駐車場は休業します。

祭礼・行事案内

 

●初大師 だるま市
日時:1月3日
喜多院名物のだるま市が開催される。たくさんのだるまが並び、例年多くの人で賑わう。

●節分会
 
日時:2月3日 12:00~13:30頃(豆まき式は13:20頃)
場所:本堂ならびに本堂前特設張り出し
スケジュール

●長日護摩講
毎年4月3日~4月5日の三日間「長日護摩講」の大祭が開催される。護摩祈願の受付は当日本堂にて行う

●第九の夕べ in 喜多院
地元小仙波自治会連合会の皆様と市民有志による手作り音楽会。例年10月開催。

料金

●客殿・書院・庫裡・慈恵堂(本堂)・五百羅漢 拝観コース
拝観料
大人400円 小人(小・中学生)200円
団体(20名以上) 大人350円  小人(小・中学生)150円
※宝物特別展の期間は金額が変更になります。

拝観・本堂参拝 時間
3月1日~11月23日
平日 8:50~16:30 日祝 8:50~16:50
11月24日~2月末日
平日 8:50~16:00 日祝 8:50~16:20
※上記の時間は、開門・閉門終了する時間です。

休日
12月25日~1月8日、2月2日・3日、4月2日~5日、4月下旬・5月上旬(宝物特別展開催日の前後日)、8月16日
※その他、院内行事のある日は拝観を中止することがありますので、お問合せください。

備考

 


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「慈恵堂」
県指定有形文化財。慈恵堂は、比叡山延暦寺第18代座主の慈恵大師良源(元三大師)をまつる堂宇です。大師堂として親しまれ、潮音殿とも呼びます。現在、喜多院の本堂として機能し、中央に慈恵大師、左右に不動明王をお祀りしています。

「慈恵堂」
堂内には正安2年(1300)に造られた銅鐘(国指定重要文化財)があり、 年に一度だけ除夜の鐘として、世界平和とすべての人々の安泰を願い撞かれています。

「客殿(徳川家光公 誕生の間)」

国指定重要文化財。客殿は、書院、庫裏とあわせ江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築したものです。
この上段の間は、この建物が江戸城にあった頃、3代将軍徳川家光公がここで生まれたということから、「徳川家光公 誕生の間」と呼ばれています。
中央の17畳半の一室には仏間が設けられ、仏事を営めるように設営されています。仏間正面の壁には、豪華な鳳凰と桐の壁画があります。

「書院(春日局化粧の間)」

国指定重要文化財。客殿、庫裏と同じく江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築したものです。8畳2室、12畳2室があり、一部に中2階があります。
この8畳間の2室には、それぞれの床の間が用意され、片方の部屋には脇床も設けられています。
これらの部屋は、この建物が江戸城にあった頃、徳川家光公の乳母として知られる春日局が使用していた部屋で、「春日局化粧の間」と呼ばれています。

「庫裏」

国指定重要文化財。客殿と書院に渡り廊下でつながれている庫裏は、現在拝観の方々の入口となっています。
客殿、書院と同様、江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築したものです。

「慈眼堂」

国指定重要文化財。慈眼堂は、慈眼大師天海をまつる御堂です。小高い岡の上にあり、この丘は7世紀初頭の古墳を利用しています。昭和30年度に部分修理が行われています。

「山門」

国指定重要文化財。山門は、4本の柱の上に屋根が乗る四脚門(しきゃくもん)の形式。
もとは後奈良天皇の「星野山」の勅額が掲げられていたといいます。喜多院では現存する最古の建物です。

「正安二年の銅鐘」

国指定重要文化財。慈恵堂内に懸けられているもので、高さ90cm、口径45cmと小形です。しかし、鎌倉時代特有の重厚さを示しながらも、均整のとれた美しい姿をみせています。本鐘は正安二年(1300)に作られました。

「鐘楼門」

国指定重要文化財。2階建ての階上に梵鐘(ぼんしょう)を吊るすこの鐘楼門は、入母屋造りで本瓦葺。
階上の銅鐘は元禄15年(1702)の銘があります。(国認定重要美術品)


「番所」

県指定有形要文化財。山門右側に接して建てられている番所は、徳川江戸中期から江戸末期の建立です。天保12年(1841)の喜多院境内図では山門より後方内部に描かれているので、その後、現在のように山門に接するように移されたものと考えられます。

「多宝塔」

県指定有形文化財。多宝塔は、寛永16年(1639)に、山門と日枝神社の間にあった古墳の上に建立されました。
その後、老朽化が進んだため移築されましたが、移築に際し大幅に改造されていたので、昭和48年(1973)に現在地に移し解体修理を実施し復元しました。
総高13m、方三間の多宝塔で本瓦葺、上層は方形、上層は円形、その上に宝形造りの屋根がのります。江戸時代初期の多宝塔の特徴が表れています。

 

「仙波東照宮」

国指定重要文化財。元和2年(1616)駿府城で徳川家康が亡くなると一旦久能山に葬りましたが、元和3年(1617)日光山に改葬の途中、3月23日から26日までの4日間、遺骸を喜多院に留めて大法要を営みました。
そのことから境内に東照宮が祀られ、寛永10年(1633)には立派な社殿が造営されました。ところが寛永15年(1638)の川越大火により類焼したため直ちに再建に着手し、寛永17年(1640)に完成したものが現在の社殿です。

「日枝神社」

国指定重要文化財。日枝神社本殿は、喜多院山門の前方にあります。山王一実神道の関係から喜多院の草創時代から境内に祀られ、近江日枝神社を勧請したものといわれます。本殿は、三間社流れ造り、銅版葺、朱漆塗り。室町末期から江戸初期の朱塗りの華やかな様式をよく残しています。


「五百羅漢」

川越の観光名所の中でも、ことのほか人気の高い喜多院の五百羅漢。日本三大羅漢の一つに数えられます。
十大弟子、十六羅漢を含め、533体のほか、中央高座の大仏に釈迦如来、脇侍の文殊・普腎の両菩薩、左右高座の阿弥陀如来、地蔵菩薩を合わせ、全部で538体が鎮座しています。
笑うのあり、泣いたのあり、怒ったのあり、ヒソヒソ話をするものあり、本当にさまざまな表情をした羅漢様がおられます。深夜こっそりと羅漢さまの頭をなでると、一つだけ必ず温かいものがあり、それは亡くなった親の顔に似ているのだという言い伝えも残っています。

「初大師 だるま市」

毎年1月3日の初大師、名物だるま市。

「初大師 だるま市」

「喜多院節分会」

「喜多院の紅葉」