東京の神社・寺参拝ガイド
高尾山薬王院
TEL:042-661-1115
東京都八王子市
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高尾山薬王院

真言宗関東三大本山のひとつで樹齢700年の杉林に守られた霊山 高尾山登山をかねて大勢の観光客が訪れるスポット

「高尾山薬王院」は、平間寺(川崎大師)、成田山新勝寺とともに、真言宗智山派の関東三大本山のひとつ。 天平16年(744年)聖武天皇からの直接の命で行基菩薩が自ら薬師如来の尊像を刻み開基した。戦国時代には領主北条氏康・氏照親子の信仰が深く、薬王院や高尾山の保護に尽力した。信仰は現代に到るまで高尾山の自然とともに大切に守られている。

薬王院の中心となる本社・権現堂は、東京都指定有形文化財に指定。享保14年(1729年)に本殿が、宝暦3年(1753年)に幣殿と拝殿が建立された。総朱塗りに極彩色の彫刻という華やかなつくりで、寺院の中にあるにも関わらず、鳥居を備えた神社建築である。弘法大師の巡錫も伝えられ、諸堂には修験道の開祖である役小角に竜神、弁才天、愛染明王、天狗など、多彩なご本尊がそれぞれに祀られて、神仏を幅広く信仰した庶民のおおらかさが見える。

ご利益も家内安全・交通安全から合格祈願、開運まで幅広くカバー。元旦には、新年を迎えた午前0時からスタートする新春開帳大護摩供や、高尾山山頂にて初日の出を迎える迎光祭が行われる。

DATA
カテゴリ おでかけガイド > 神社・寺 参拝
スポット名 高尾山薬王院
ふりがな たかおさんやくおういん
住所 〒193-8686 東京都八王子市高尾町2177
TEL 042-661-1115
ご本尊 飯縄大権現
ご利益 無病息災・家内安全・商売繁盛・交通安全・学業成就・合格祈願・当病平愈・良縁祈願・心願成就・開運・災難消除
例年のお正月参拝者数 約15万人
アクセス

●電車の場合
京王線/高尾山口駅より徒歩5分、ケーブルカー5分、徒歩20分

 

●車の場合

中央高速、八王子第二インターより16号、20号経由で約15分(8km)

中央高速、相模湖インターより20号経由で約20分(12km)

圏央道、高尾山インターより20号経由で約3分(1km)

 

●駐車場

高尾山薬王院祈祷殿駐車場約250台、八王子市営高尾山麓駐車場普通車約80台、京王高架下臨時駐車場76台

公式ホームページ

http://www.takaosan.or.jp/

年末年始案内

●1月1日~

新年初詣大護摩供、迎光祭(初日の出)

祭礼・行事案内

 

●2月3日 節分会(厄除開運)

 

●3月 火渡り祭

毎年3月の第二日曜日におこなわれる。燃え盛る焔と勇壮な儀式が圧巻の高尾山修験道の一大イベント。一般も修験者に続き火を渡ることができる。

 

●4月 春季大祭(稚児練行)

●10月 秋季大祭(稚児練行)

毎年4月に春季大祭、10月に秋季大祭をおこなう。薬王院でもっとも重要な行事。大本堂までの参道を、お稚児さんを中心に高尾山修験道山伏、職衆、大導師など1,000名もの大パレードが人気。

●12月 星まつり 冬至

星まつりは毎年、順を追って巡り来る九星をお祈りして災厄を除き福運を招く祈祷。冬至に星まつり特別大護摩供を厳修し、信徒の諸願成就を祈願している。

料金  
備考

高尾山 野草園

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「本社」

正式名称は飯縄権現堂。薬王院の中心となる本社・権現堂は、御本尊飯縄大権現様を祀る。色彩豊かな権現造りで「松に鷹」「龍虎」「白狐」「白象」など縁起の良い彫刻がちりばめられている。東京都指定有形文化財指定。

「大本堂」

大本堂は明治34年(1901年)4月、棟梁の小町若狭守小三郎源金道によって建立。本尊の飯縄様は、不動明王・歓喜天・迦楼羅天・荼吉尼天・弁財天の五つの仏様が集まった姿をしている。毎日の護摩修行を行う場所。

「大師堂」

弘法大師を祀る堂。周りには大師が囲む様に並ぶ。四国巡礼八十八ヵ寺のお砂が納められている。

「大天狗」

高尾山の天狗は御本尊様に従いお護りする随身として、開運や魔除けなど多くのご利益をもたらす役割を持つ。


「仁王門」

鮮やかな朱色の仁王門。門の両脇には阿形と吽形の像が配置されていいる。江戸中期の建立で東京都指定有形文化財。


「山門」

山門には東西南北を守護する四天王様が祀られている。東から持国天・広目天・増長天・多聞天が並ぶ。

「浅間神社」

社殿は大正十五年に再建されたものだが、かつての高尾山奥之院だと伝えられている。

「書院」

要人との応対時などに使われている書院。すべて高尾山で育った600年杉を使用した総杉造りがみごと。

「愛染堂」

良縁成就のスポット。本堂の東側にある真っ赤なお堂には、愛染明王が祀られている。


「仏舎利塔」

高尾山仏舎利宝塔内にはお釈迦さまの真身骨が奉安されている。

「男坂」

男坂は百八つの階段。もう一方にはなだらかな女坂もある。


「たこ杉」

露出した根の形がタコの足に似ていることから付けられた。高さは約24.5メートル。

「浄心門」

たこ杉のとなりにある門。ここから高尾山薬王院が始まる。

「神変堂」

修験道の開祖である神変大菩薩(役行者)を祀る堂。足腰が丈夫になるよう、祈願をするが多く、たくさんの下駄が納められている。

「護摩」

大本堂では、新年の特別開帳大護摩供や節分会、春季及び秋季大祭のほか、毎日、御護摩修行をおこなっている。一般の人も毎日、御護摩修行に参加できる。


「精進料理」

薬王院の精進料理は、肉・魚を使わない旬の野菜の味わいを生かした昔ながらの一膳。自然豊かな境内で味わえる。

「節分会追儺式」

毎年2月3日には、「一陽来福」「諸縁吉祥」「除災開運」を祈願する「節分会追儺式」が執りおこなわれる。毎年大相撲の関取や人気俳優などを招き、歳男、歳女参拝の信徒とともに、盛大におこなう。髙尾山薬王院には昔から鬼はいないと言われ「福は内・福は内」と声高らかに豆をまく。

「火渡り祭」

毎年3月の第二日曜日におこなわれる。燃え盛る焔と勇壮な儀式が圧巻の高尾山修験道の一大イベント。一般も修験者に続き火を渡ることができる。

「大祭」

毎年4月に春季大祭、10月に秋季大祭をおこなう。薬王院でもっとも重要な行事。大本堂までの参道を、お稚児さんを中心に高尾山修験道山伏、職衆、大導師など1,000名もの大パレードが人気。


「滝行」

山中にある蛇瀧(じゃたき)と琵琶瀧(びわたき)の二滝を水行道場として一般御信徒に開放。夏と秋の年二回「信徒峰中修行会」を1泊2日でおこなう。