東京の神社・寺参拝ガイド
靖國神社
TEL:03-3261-8326
東京都千代田区
靖國神社

幕末の志士から先の大戦までの戦歿者らを祀る神社。古くより桜の名所として知られる

地下鉄「九段下駅」より徒歩5分、千代田区の「靖國神社」は、明治2年(1869)に明治天皇の思し召しにより創建、幕末の志士から先の大戦までの戦歿者ら246万6千余柱を祀る神社。「靖國」には「国をやすらかに」「平和な国家を建設する」などの願いが込められている。

古くから桜の名所としても知られ、東京の桜の開花基準となる標本木は特に有名。7月13日~16日には東京の夏の風物詩として親しまれている「みたままつり」を開催。境内には大小3万を超える提灯や、各界名士の揮毫による懸雪洞が掲げられるほか、みこし振りや青森ねぶた、特別献華展、各種芸能などの奉納行事、盆踊りなど大勢の人で賑わう。そのほかにも「初詣」や「さくらまつり」、4月と10月の「例大祭」などの祭事、高さ25m日本一の「大鳥居」「大村益次郎像」など見どころは多く、年間約500万人の参拝者が訪れる。 また境内の博物館「遊就館(ゆうしゅうかん)」では神社縁の宝物や御祭神の御遺書御遺品、零戦等の貴重な史資料を展示。


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DATA
カテゴリ おでかけガイド > 神社・寺 参拝
スポット名 靖國神社
ふりがな やすくにじんじゃ
住所 〒102-8246 東京都千代田区九段北3-1-1
TEL 03-3261-8326(代) 靖国神社社務所
ご祭神 幕末の嘉永六年(1853)以降、明治維新、戊辰の役、西南の役、日清戦争、満州事変、支那事変、大東亜戦争(第二次世界大戦)などの対外事変や戦争に際して国を守る為に尊い生命を捧げられた二百四十六万六千余柱の神霊
ご利益 国家安泰、家内安全、厄除け
例年のお正月参拝者数 約20万人
アクセス

●電車の場合
JR中央・総武線各駅停車…「市ヶ谷駅」「飯田橋駅」より徒歩10分

地下鉄 

・東西線・半蔵門線・都営新宿線………「九段下駅」より徒歩5分

・東西線・有楽町線・都営大江戸線…「飯田橋駅」より徒歩10分

・南北線・有楽町線・都営新宿線………「市ヶ谷駅」より徒歩10分

 

●車の場合

首都高速 西神田出入口より5分

公式ホームページ http://www.yasukuni.or.jp/
年末年始案内

●年末年始

12月31日 午後 3時 大祓式、午後3時半 除夜祭

1月1日 午前零時  若水奉奠

1月1日 午前 8時  新年祭

1月2日 午前 8時 二日祭

 

【昇殿参拝】

初詣の折には是非、御本殿での昇殿参拝・諸祈願参拝をどうぞ。昇殿参拝された方には“福引券”を差し上げます。

初詣昇殿参拝はお一人2,000円より、諸祈願参拝はお一人・一願意5,000円より

 

「大絵馬」

毎年奉納されている縦2.19m、横2.76mの壮大な大絵馬が、拝殿脇に展示。

 

「大凧、大羽子板」

縦1.6m、横3.1mの大凧と高さが2mもある大羽子板を神社正面の神門に展示。

 

「新春弓始め 三々九手挟式(さんさんくてばさみしき)」

1月3日午前10時に能楽堂前にて狩装束に烏帽子姿で板の的に矢を射る行事「三々九手挟式」が、弓馬術礼法小笠原教場の方々により奉納されます。

 

「全国神社奉納絵馬展、奉献酒銘柄展」

元日から1月31日まで参集殿前にて、全国各地の神社約300社から集められた縁起物の絵馬、また約340社の酒造業者より奉納されたお酒の銘柄(ラベル)を展示。

 

「奉納新春刀剣展」

元日から14日まで遊就館1階企画展示室にて開催。

 

「奉納芸能」

舞囃子、獅子舞など新春の諸芸能が能楽堂や参道などで行われます。

 

「恒例ふるまい酒、甘酒」
元日から4日頃まで、参道脇特設神酒所では新年の御神酒が、また遊就館前では甘酒を振る舞います。(それぞれなくなり次第終了)

 

「新春福引き」

元日から3日まで 御本殿に昇殿参拝された方に福引券を配布。協賛企業から奉納された景品が盛りだくさん。

催事・行事

 

●4月21日 ~23日 春季例大祭

清祓・当日祭・第二日祭・直会の諸儀が斎行されます。天皇陛下のお遣いである勅使が参向になり、天皇陛下よりの供え物(御幣物)が献じられ、御祭文が奏上されます。

 

●7月13日 ~16日 みたままつり

東京の夏の風物詩として親しまれ、毎年30万人の参拝者で賑わいます。境内には大小3万を超える提灯や、各界名士の揮毫による懸雪洞が掲げられて九段の夜空を美しく彩り、本殿では毎夜、英霊をお慰めする祭儀が執り行われます。

 

●10月17日 ~20日 秋季例大祭

秋の例大祭は10月17日から20日までの4日間で、期間中、清祓・当日祭・第二日祭・第三日祭・直会の諸儀が斎行されます。

営業案内

 

●開門時間 

1・2・11・12月 6:00~17:00
3・4・9・10月 6:00~18:00
5~8月 6:00~19:00

定休日なし

 

●昇殿参拝(本殿内での参拝)

3~10月 8:15~17:00

11~2月 8:15~16:30

(最終受付は20分前。初詣、春秋の例大祭、みたままつりの期間中は時間が異なります)

料金

●遊就館拝観

境内にある博物館「遊就館(ゆうしゅうかん)」には、靖国神社に鎮まる英霊の遺書や遺品を始め、英霊のまごころやその事績を今に伝える貴重な史・資料が展示されています。


開館時間:9:00~16:30(入館は閉館の30分前まで。正月、みたままつり期間中は開館時間が異なります)
年中無休:(6月末・12月末 臨時休館有)
拝観料:大人800円、大学生500円、高校・中学生300円、小学生以下無料  

備考

 

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本殿「本殿」

神霊が鎮まるところで、現在の本殿は明治5年(1872)に建てられました。昭和61年(1986)から3年をかけて修築が施され、平成元年(1989)に竣工しました。

拝殿「拝殿」

拝殿は明治34年(1901)に建てられたもので、この前には賽銭箱が置かれており、通常はこの場所で参拝します。拝殿の屋根は、平成元年(1989)に葺き替えられました。

大鳥居「大鳥居」

大正10年(1921)、日本一の大鳥居として誕生した第一鳥居は、「空をつくよな大鳥居」と歌われて親しまれていましたが、長年の風雨で損傷がはげしくなり、昭和18年(1943)に撤去されました。現在の第一鳥居は戦友たちの奉納により昭和49年(1974)に再建されたもので、高さは25mあります。

初詣に訪れた参拝者の人波1月「初詣」

毎年奉納されている壮大な大絵馬、大凧、大羽子板などが鮮やかに飾られ、舞囃子、獅子舞など新春の諸芸能が能楽堂や参道などで繰り広げられ、毎年20万人を超える参拝者を華やかにお迎えします。

満開となった内苑の桜3~4月「満開となった内苑の桜」

靖国の桜は、靖国神社が招魂社として創建された翌年(明治3年)、九段のこの地に初めて植えられた桜が始まりです。日本を象徴する桜は、靖国神社に鎮まる英霊にとって誇りの象徴でもありました。現在、靖国神社の境内には約600本の桜があり、その多くはソメイヨシノや山桜の品種です。

境内にある東京の開花標本木3~4月「境内にある東京の開花標本木」

毎年、気象庁が靖国神社のソメイヨシノを調べて東京の桜開花を発表します。

毎年桜の時期には大勢の花見の人々で賑わいます。


奉納大相撲「奉納大相撲」

明治2年(1869)、靖国神社の鎮座祭に際して大相撲が奉納されて以来、春の例大祭には、横綱をはじめ全力士による奉納相撲が執り行われます。その日、相撲場は大勢の見物客(無料)で賑わいます。

神池庭園「神池庭園」

この庭園は明治の初めに作られたもので、平成11年(1999)の復元工事により全国有数の名園であることがわかりました。回遊式のこの庭園は、深い山の中を思わせる滝石組みが一番の見所です。花崗岩の直橋は日本一の長さを誇ります。

みたままつり 外苑の提灯と青森ねぶた7月「みたままつり 外苑の提灯と青森ねぶた」

7月13日 ~16日におこなわれる「みたままつり」は、東京の夏の風物詩として親しまれ、毎年30万人の参拝者で賑わいます。写真は外苑の提灯と青森ねぶたです。

●7月13日 ~16日 みたままつり

みたままつり仙台七夕と神輿7月「みたままつり 仙台七夕と神輿」

境内には大小3万を超える提灯や、各界名士の揮毫による懸雪洞が掲げられて九段の夜空を美しく彩り、本殿では毎夜、英霊をお慰めする祭儀が執り行われます。写真は仙台七夕と神輿です。●7月13日 ~16日 みたままつり

8月15日内苑で行われる放鳩式8月「内苑で行われる放鳩式」

8月15日におこなわれる放鳩式。靖国神社の白鳩は1万羽に1羽しか生まれないという真っ白な伝書鳩で、約300羽の白鳩がこの鳩舎で飼育されています。

ライトアップされた外苑の銀杏並木11月「ライトアップされた外苑の銀杏並木」

美しい銀杏並木のライトアップに合わせて、黄葉見酒(こよみざけ)まつりが開催され、全国の銘酒を地域の酒あて(物産)と共に愉しめます。


遊就館玄関ホールの零戦とC56機関車「遊就館玄関ホールの零戦とC56機関車」

境内にある博物館「遊就館(ゆうしゅうかん)」には、靖国神社に鎮まる英霊の遺書や遺品を始め、英霊のまごころやその事績を今に伝える貴重な史・資料が展示されています。

遊就館に展示される英霊の御遺書や御遺品「遊就館に展示される英霊の御遺書や御遺品」

遊就館は、靖国神社御創立130年を記念して、平成14年7月13日、本館を全面改装、展示手法・展示内容も一新しました。更に映像ホールを備えた新館を増設し、ガラス張りのホールの中に零戦を初め、野外展示物を収納し現在に至っており、世代を越え、多くの方々にご拝観いただいております。