旧岩崎邸庭園
TEL:03-3823-8340
東京都台東区三菱創設者岩崎家の近代建築。明治時代の華やかな暮らしを垣間見られる |
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旧岩崎邸は1896年(明治29年)に三菱創設者・岩崎家本邸として建てられた。現存するのは洋館・撞球室・和館の3棟で、洋館・撞球室は英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された。 木造2階建・地下室付きの洋館は、本格的なヨーロッパ式邸宅で近代日本住宅を代表する西洋木造建築。館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせている。 別棟として建つコンドル設計の撞球室(ビリヤード場)は当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の造りの木造建築で、洋館から地下道でつながっている。洋館と結合された和館は書院造りを基調にされていて、広間には、橋本雅邦が下絵を描いたと伝えられる日本画などが残っている。現存する広間を中心に巧緻を極めた当時の純和風建築をかいま見ることができる。 大名庭園を一部踏襲する広大な庭は、建築様式と同時に和洋併置式とされ、「芝庭」をもつ近代庭園の初期の形を残している。 1961年に洋館と撞球室が重要文化財に指定。1969年に和館大広間は洋館東脇にある袖塀とともに、1999年に煉瓦塀を含めた屋敷全体と実測図がそれぞれ重要文化財に指定された。 |
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カテゴリ | おでかけガイド > 公園 > 23区の公園 |
スポット名 | 旧岩崎邸庭園 |
ふりがな | きゅういわさきていていえん |
住所 | 〒110-0008 東京都台東区池之端1-3-45 |
TEL | 03-3823-8340(旧岩崎邸庭園サービスセンター) |
アクセス |
●電車の場合 ・地下鉄千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
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公式HP | http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html |
営業案内 | 開園時間:午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで) 休園日:年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで) ※イベント開催期間及びGWなどで休園日開園や時間延長が行われる場合もあります。 |
料金 | 一般及び中学生400円 ※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料 |
備考 | |
「ジョサイア・コンドルの設計による洋館」 ジョサイア・コンドルの設計により、1896年(明治29)年に完成しました。17世紀の英国ジャコビアン様式の見事な装飾が随所に見られ、イギリス・ルネサンス様式やイスラーム風のモティーフなどが採り入れられています。 |
「洋館南側」 洋館南側は列柱の並ぶベランダ(東南アジアの植民地と発達したコロニアル様式を踏襲)で、1階列柱はトスカナ式、2階列柱はイオニア式の特徴を持っています。 |
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「旧岩崎邸庭園入口」 |
「洋館正面の大イチョウ」 |
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