劇場
国立能楽堂
TEL:03-3423-1331
東京都渋谷区
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能楽の保存と普及を目的に開場。能・狂言の上演のほか後継者の養成事業も

国立能楽堂は、能楽の保存と普及を図ることを目的として1983年9月に開場した。日本の伝統芸能の一つである能楽は、世界の古典劇のなかでも極めて古い歴史を誇るものであり、簡素で集約された演技・演出による独特の舞台芸術として、後世ながく受け継がれるべき貴重なもの。

国立能楽堂では、自主公演として「定例公演」、「普及公演」、「狂言の会」の他、中学・高校生を対象とした「能楽鑑賞教室」などの形で、ひろく一般に能楽に親しむ機会を提供する一方、能楽の後継者の養成事業として、ワキ方、囃子方(笛・小鼓・大鼓・太鼓)、狂言方の新人養成研修を行っている。

建物配置は対角線の強い方向性をもった軸線を設定し、門をくぐり前庭を玄関に向かって進み玄関から広間、歩廊をへて見所に入り舞台まで達するまでのすべてが対角線上にからむように設計されている。外界から内部へ人を自然に導く空間的順路を身体で経験することで、人の心を能の幽玄なる世界へと自然に誘い込むようにしている。

能舞台の床材には木曽の樹齢400年の尾州檜を、柱その他は台湾の大雪山系の檜で樹齢2000年のものを使用。鏡板揮毫は森田曠平画伯。見所(客席)は627席でゆったりとした雰囲気で観能を楽しめる。

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DATA
スポット名 国立能楽堂
ふりがな こくりつのうがくどう
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1
TEL 03-3423-1331
アクセス 中央・総武線「千駄ヶ谷駅」徒歩5分
都営地下鉄大江戸線「国立競技場駅」A4出口 徒歩5分
東京メトロ副都心線「北参道駅」徒歩7分
都バス 早81(渋谷―早大正門)または黒77(目黒―千駄ヶ谷駅前)「千駄ヶ谷駅前」徒歩5分
公式HP http://www.ntj.jac.go.jp/nou/
営業案内 公演により異なります。
料金 公演により異なります。
備考 座席数 全627席
(正面245席、脇正面190席、中正面156席、GB席36席)
国立能楽堂

外観

玄関広間

広間

広間

食堂

客席-座席字幕装置

客席

展示室

中庭