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東京の「学問の神様」として有名な「三大神社(関東三天神)」は?受験シーズンは合格祈願で大賑わい

菅原道真

菅原道真

年明けから3月にかけての受験シーズンはどこの神社も合格を祈願する受験生の参拝で大忙し。特に「学問の神様」として有名な神社ともなると、参拝客の混雑はもちろんのこと、合格願いが書かれた「絵馬」で境内全部が埋め尽くされてしまうほど。冬の神社の風物詩の光景だ。

ところでこの「学問の神様」とはどういう意味なのだろうか。また東京都内で「学問の神様」を祀る有名な神社といえばどこなのだろう。東京おでかけガイド編集部では、これから本格化する受験シーズンを前に、東京の学問の神様をご紹介。ぜひ参拝の参考にどうぞ。

「学問の神様」とは

現代において「学問の神様」とは、平安時代に活躍した菅原道真のことを指し、その信仰対象の「天満天神様」のことをいう。全国に数多くある「○○天神」「○○天神社」「○○天満宮」という名前の神社はすべて菅原道真をご祭神としている。

幼少の頃から聡明だった道真は、持ち前の性格と手腕、知識で時の天皇に重宝されて出世の階段をのぼり、ついには藤原家以外、学者の家系では異例ともいえる右大臣(現在でいう官房長官のような職位)にまでのぼりつめるが、やがて政争に巻き込まれ左遷、京から遠く離れた九州の太宰府で一生を終えた。死後、不遇の人生を送った道真の怒りを収めることなどを理由に、京都に「北野天満宮」、福岡に「太宰府天満宮」が造営され、「天神(道真公)」を信仰の対象として祀った。

その道真が「学問の神様」と言われるようになったのは、政治的な功績はもちろんだが、むしろ文学者、歌人としての才能によるところが大きい。もともと学者の家系に生まれたこともあり、幼少の頃から教育熱心な家庭で育ったのだろう。例えば5歳の時に紅梅を見て詠んだとされる有名な「美しや紅の色なる梅の花阿呼が顔にもつけたくぞある」や太宰府へ流される際に詠んだ「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」など和歌や詩など優れた作品を多く残しているほか、学問でもいまでいう全国トップの大学を主席で卒業するほどの才能であったし、書家としても優れており空海(弘法大師)らと並ぶ才能と言われていた。これら道真の生前の功績が、長い時を経て「学問の神様」となったとされている。「道真公のように学問で立派な功績を残せますように」との思いから来ているのだろう。

「関東三天神」とは

「学問の神様」と呼ばれる菅原道真を祀る「天神」の中で、関東でも有名な3つの神社として「湯島天神」「亀戸天神社」「谷保天満宮」があげられる事が多い。「関東三天神」や「江戸三大天神」などと呼ばれる。関東に数多くある「天神」の中から、どのような理由でこの三神社が「関東三天神」と呼ばれるのか明確な理由がある訳ではないと思うが、想像するに神社としての歴史の古さ、昔からの参拝客の多さ(有名)、立地(神社が広い、場所が良い)などから来ているのではなかろうか。もしくはこのような「三大○○」は、著名な文学者(作家など)が呼び始めたことから定着したケースも多いので、過去に発表されているのかもしれない。「関東」とはいっても、三社とも古来、人口の多かった江戸(東京)であることから、立地や参拝者数も多分に考慮されていそうだ。ちなみに「日本三天神」というのもあり、福岡の「太宰府天満宮」、京都の「北野天満宮」、山口の「防府天満宮」の三社といわれている。

また詠んだ歌からも推察できるように、道真公は花の中でも特に「梅」を好んでいたため、「天神」には梅林が植えられている事が多い。下記の「関東三天神」もすべて「梅まつり」が有名な神社で、2月から3月にかけては道真公を偲び、盛大な催しがおこなわれるのも特徴。

湯島天神(湯島天満宮) (文京区湯島)

学問の神様として別名湯島天神としても広く知られる湯島天神(湯島天満宮)。創建は古く、雄略天皇2年(458)1月、雄略天皇の勅命により天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建されたと伝えられている。 南北朝時代の正平10年(1355年)、住民の請願により菅原道真を勧請して合祀した。また、江戸時代より「梅の名所」として多くの庶民に親しまれおり、初春の梅まつりの時期は約45万人の参詣客が訪れる。東京メトロ千代田線「湯島」駅より徒歩2分。
●「湯島天神(湯島天満宮)」の記事はこちら

湯島天神(湯島天満宮)

湯島天神(湯島天満宮)

亀戸天神社 (江東区亀戸)

古くから「亀戸の天神さま」「亀戸天満宮」として親しまれ多くの参拝者が訪れる「亀戸天神社」。九州太宰府天満宮にならって造られたという社殿、回廊、心字池、太鼓橋が配置された見事な杜は、東国天満宮の宗社として有名。また花まつりも有名で、2月の「梅まつり」には梅を愛した道真公に因み約300本の梅が咲く。JR総武線「亀戸駅」北口より徒歩15分。
●「亀戸天神社」の記事はこちら

亀戸天神社

亀戸天神社

谷保天満宮 (国立市谷保)

東日本最古の天満宮として有名な東京都国立市の「谷保天満宮」。蔵に収められている『天満宮略縁記』によれば、901年に菅原道真公の第3子道武公が現在の国立市谷保に配流せられ903年に道真薨去の報を受け像を刻み鎮座したのが起りとされる。また敷地内には約350本の梅林が広がり、2月末になると見事な花を咲かせる。JR南武線「谷保駅」より徒歩3分。
●「谷保天満宮」の記事はこちら

谷保天満宮 国立市谷保

谷保天満宮 国立市谷保

大学受験では1月中旬からのセンター試験から始まり2月3月、中高校受験も同様にこの数ヶ月がいよいよ本番。今から1,200年以上前の時代を生きた「菅原道真公」を祀った「天神様」へ最後の祈願にでかけてみよう。もっとも参拝に行く時間が無くても、これまで一生懸命に頑張ってきた人はきっと道真公が見ていてくれているはず。頑張りましょう。

東京おでかけガイド 首都圏の神社・お寺ガイド

東京おでかけガイドでは「関東三天神」以外にも、首都圏の有名な神社・お寺を多数の写真と詳細なデータでご紹介。参拝者数ランキングベスト10も掲載いたします。
●東京おでかけガイド 首都圏の神社・お寺ガイド
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東京おでかけガイドでは首都圏の有名な神社・お寺を多数の写真と詳細なデータでご紹介

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